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「仄暗い水の底から」を読んで~後味抜群、じわじわくる面白さ~ +αセプテントリオンレビュー

「仄暗い水の底から」は、リング(というか貞子)で一気に有名になった
鈴木光司氏によって書かれた作品である。


映画にもなったようなので、知ってる人も多いと思いますが、
たぶん映画化されたのは、このうちの一つ「浮遊する水」なのかなと。
(私は見てないのでわからないですけど、パッケージを見ると
そんな感じがする)

というのも、この本、短編集なんです。

映画化されたことは知っていた、
(というかリメイクのダーク・ウォーターで知った)ので、
まさか短編集だとは思わずビックリしました。

さて全部で7本の短編が収録されているんですが、
私がお勧めするのは

断然海に沈む森です。

これは読む人によっては「感動もの」でもありますが、
私は短い文章で見事に「恐怖」を書ききった作品だと思います。

ストーリーはこんな感じ(ネタバレ注意)
--------------------------------------------------------
主人公は、妻(妊娠中)と幼い息子をもつ30過ぎの男性で、
友人と偶然にも洞穴を発見する。

洞穴内は鍾乳洞で覆われたような構造で、
以外に奥が深かった。
主人公は引き換えさなかればと思いながらも、
友人とともに奥へ進んでしまう。

そして、大きな岩をどかして滑り込んだ暗い穴の中で、
主人公は
「この洞穴は、自分たちが初めて見つけたものではない」
と気づく。

そこで急に気持ちがなえてしまい、上に残った友人に
戻ることを告げるが、友人は「自分も行く!」と言いはる。

しかし友人が下に降りようとしたとき、どかしたはずの岩が
もとに戻ってしまい、友人は岩に挟まれて死亡、
主人公は上に戻れなくなってしまう。

選択肢は二つ
「救助を待つか、自分で脱出を試みるか」

洞穴の中で二日が経過した後、
ついに主人公は救助を待つことはできない、
自分で脱出しなければならないと覚悟を決める。

この穴の底には小さな湖のようなものがあったが、
実はこの水は流れており、どこかへ通じている
「可能性」があるかもしれない。

しかし、もちろん最後の最後で穴が狭まり、
自分の体が通り抜けられない可能性もある。

流れは速く、いちど湖のなかにあるはずの
横穴を見つけ、流れにのったら、
戻ることはできない。

つまり、死である。

そこで、最後の最後で助からないとわかったときのため、
息子あてに手紙を書いた。
それはカメラのフィルムケースにいれ、
水の排水口が小さかったとき、そこから確実に流せるようにした。

たとえ外に流れ出たとしても息子のもとに渡るかどうかも
わからない、一種の賭けである。

そして主人公はライトを消し、横穴の中にもあるであろう
鍾乳洞を警戒してヘルメットをかぶり、水の中へ入った・・・。
--------------------------------------------------------

結論を言ってしまいますが、
主人公は溺死しました。
しかし主人公が死んでしまったからこそ、
この短編は恐怖小説となったのだと思うのです。


真っ暗な水の中で、穴の行き止まりの
向こうに光を目の前にしながら
しかし体が通り抜けることはできない。
呼吸するために浮上できず、
水面まで戻ることもできず、
そのまま死を迎えるという恐怖。

想像してもらえればと思うんですが、
水の中=息ができない
そしてそれは、出口の穴を抜けられなければ、
二度と水面に出られることはない水の中なのです。
これほどの恐怖があるんでしょうか?

スティーブン・キングの短編「恐怖の四季」
(映画は「ショーシャンクの空に」これも見たことない)のうち、
春の章「刑務所のリタ・ヘイワース」の
最後の脱出劇を思い出しました。
(狭くて光のない下水管を這って逃げたってやつね)

じつは私、「リング」「らせん」くらいしか鈴木光司氏の
本を読んだことがなく、おまけに私の中で先行している
鈴木氏のイメージが大してよくなかったため
(さくらももこのエッセイで語られた
「ポスターに落書きしちゃおうぜ!」と
婚約者がいたにも関わらず「君と必ず結婚するんだー!」
と現在の奥さんを奪ったという経緯により)


そんな色眼鏡のせいで作家としてもかなり怪しい人物なのでは
ないかと思っていましたが、この短編はすごくよかったです。
鈴木氏の傑作といってもいいのではないかと思います。

もう一つ勧めるとしたら、「夢の島クルーズ」です。
よくある恐怖(心霊とも、動く死体ともいえる)を、
その幽霊の姿を見せることなく想像だけで恐怖させてくれます。
ヨットから陸に向かう途中で、恐怖を感じすぎて
一休みする描写がすごく好きです。


さて、ここからは蛇足です。

長々と書き綴った「海に沈む森」ですが、
「タイタニック」を連想した方はいらっしゃいますか?
(いないかな?)

私は例によって、映画を見たことないのです(;´Д`))
・・・が、こんな私でも、幼少のころ
「ポセイドンアドベンチャー」なら見たことがあります。
見たことがありますとか言ってますが、まったく記憶がありません。
(それ、見たって言えるのかい?)


ちなみにこのポセイドンアドベンチャー、
豪華客船が真っ逆さまになって
沈んでいく

という恐怖を真っ向から書いた作品なんですが、

なにより驚いたのは、
この原作がポール=ギャリコ
知ったときです。
本気で度肝を抜かれました。

私がはじめて読んだポール=ギャリコ作品が
「トンデモネズミ大活躍」という、
かのグレース・ケリーにささげた幼児向け作品だったので、
本当にびっくりしちゃいましてね、
「えあっ!?」って大声でたからね(笑)

さて、このポセイドン・アドベンチャーが
昔、ゲームになっていたことはご存知でしょうか。

名作の声も名高い(?)その名も
セプテントリオン

スーパーファミコン セプテントリオン

SFCの「回転機能」を最大限まで生かしたそのゲームの目的は、
「沈みゆく船の中から生存者をみつけ、
1時間以内に脱出せよ!!」
であります。

「自分の周りは水で囲まれており、逃げ場はない」
という恐怖を見事に描ききっております。

そして、そもそも上下さかさまになった船は、
揺れまくりでグルグル回転します。

スーパーファミコン セプテントリオン
※わかりますか? 床を這い上ってます。

もちろん、床が垂直(つまり壁状態)になることもあり、
そうなったら落下して一撃死です。
文字通り一巻の終わりです。

こんな感じで、最高にムズゲーなのです。(難易度Z)
攻略サイトを見てもクリアできないレベルなのです。

いや、自分ひとりならクリアできるんですがね、
生存者を連れていくと一気に難易度が上がるんです。
(しかも連れだした生存者によってポイントが変わり、
25ポイント以上でないとハッピーエンドにならないという……)

スーパーファミコン セプテントリオン
※ポイント00でクリアしたところで、バッドエンディングしか見れない悲劇

しかしこのゲーム、色んなレビューで語られておりますが、
極限状態に身を置いた人間模様がまざまざと描かれております。

しかも、自分がその場に身を置いた状態として
まさに「体感」できるのです。
(だって、生存者を「一緒に逃げましょう」と説得するときも
時間はすぎるからね?
タイムリミット1時間しかないからね?)

しかし、まさに名作です。
操作性もリアル(人間同様、動きが遅い・重い)です。

3Dが巷に氾濫する昨今ですが、それでも!それでも!
ぜひ一度はやってもいいんじゃない?
とお勧めするゲームなのであります。

スティーブン・キングの中編「ミスト」の良さは
「エイリアンと戦うB級小説」ではなく
「その素晴らしいヒューマン・ドラマ」である!
と思ったのなら、きっとこの作品が気に入って
いただけるのではないでしょうか?
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